日本サブウェイ株式会社と共同で、経済産業省「先進的植物工場推進事業」として2009年11月に東京デザイナーズウィーク2009に出展して以来、株式会社リバネスが植物工場事業の一環として推進してきた「店産店消モデル」は、この度グッドデザイン賞2011にてビジネスソリューション部門でグッドデザイン賞を受賞しました。
水、養分、温度、二酸化炭素濃度などを制御することで、完全閉鎖型での高効率な植物生産を可能とした植物工場は、安心安全に植物を栽培できる一方で、初期投資、販売先の確保など多くの課題があります。そこで、株式会社リバネスでは「店産店消」というコンセプトを打ち立て、植物工場ユニットを小型化し、飲食店に併設する店産店消型植物工場ユニットを開発、展開することで、植物工場と外食産業の連携を図るとともに、一般の方への理解促進を進めています。植物工場ユニットを小型化することでコストを抑え、同時にリース形態での導入を可能にしたことで店舗が負担する初期投資を軽減、導入障壁を下げる事に成功。また、植物工場を飲食店が活用する為のソフトを提供する事で、店舗への集客およびリピーター確保に繋げた事も重要なポイントとなっています。
「都会の人がより親近感を持って野菜にふれられること」、「科学・技術の恩恵をすべての人に楽しんでもらいたい」という2つのコンセプトが融合した店産店消モデルは、近未来型の新しいライフスタイルの実現を表現しています。